マグネットシートの印刷、加工方法やデザインについて

マグネットシートの作成につき説明します。
マグネットシートは大きく分けて二つの工程に別れます。

磁力となるマグネットの茶色い部分と広告内容の入る印刷部分です。

マグネットシートの主な材料としてフェライトが使われます。
フェライトに 接着剤として塩素化ポリエチレン混ぜて加工しシート状にします。
そして完成した シートに磁力を入れる事でマグネットシートが完成します。

次に印刷部分ですが、一般的な商業印刷の印刷用紙(アート紙)にオフセット印刷し 表面に保護目的にOPPシートを貼り付けます。
そして先ほどのマグネットシートと 広告印刷されたシートを貼り合わせて完成します。

その後、トムソン型を作成し 複数作成完成しましたマグネットシートから必要な部分を抜き取ります。
デザイン
広告部分のデザインについては、一般印刷物と全く同じです。
デザインソフト (イラストレーター、フォトショップ等)でデザインします。
エクセルやワード等でもデザイン出来ますが、ほぼイラストレーター、フォトショップ で作成されています。

イラストレーターにはマック版とウインドウズ版があり 基本となるPCが違う為操作性も多少違いますが、どちらで作成したデータでも共用出来 国内国外共に活用する事ができます。
最終加工
マグネットシートは先程の工程で広告の入ったシート状になりましたが、最終工程で 1枚づつトムソン加工にて抜き取ります。
一般的な形状としては、長方形で角が丸く なった場合が殆どです。

中にはキャラクターの形や車の形、丸型や楕円形等自由な 形状に抜く事も可能です。
又、OPP袋に封入希望の場合、数量の少ない場合は手作業にて完成したマグネットシート を袋に入れます。
数量の多い場合は機械封入を行います。
マグネットシートの印刷方法
白無地に完成されたマグネットシートに直接印刷する場合、主にはシルク印刷で 印刷します。
1枚1枚違う内容で作成したい場合や、ナンバリングを印刷したい場合 には便利な方法になります。

一番多いのは一般用紙にオフセット印刷してマグネット シートと後で貼り付けつ方法です。

小ロット300枚でも安価に作成できますので 大ロット100万枚作成する場合でもこの方法で印刷され作成されます。
現在非常に薄いマグネットシートが市販され、名刺用等家庭用のプリンターで印字し 名刺の形に抜き取って活用する商品も出てきています。
マグネットシートの加工方法
マグネットシートのサイズは一番小さなサイズで約20ミリ×20ミリで作成できます。
最大サイズは約450ミリ×350ミリ程度の大きさで作成できます。
基本的にはシート状に完成したマグネットシートからトムソン加工にて抜き取る 方法がメインになります。
その際殆どは長方形の形状で角が丸い形状で作成 されます。

希望によってはあえて角を直角に加工する場合も可能です。

後、キャラクターの形状や会社ロゴの形状、正円や楕円等自由な形状にトムソン 加工する事も可能です。
印刷デザイン
デザインについては、基本イラストレーター、フォトショップが活用されます。
他にも様々なデザインソフトがありますが、印刷のクオリティを追求、印刷機との 相性等を考えますとイラストレーター、フォトショップでの作成をお勧めします。

印刷方法としては、オリジナル作成の場合、オフセット印刷になります。

ここでも印刷のクオリティや従来からの印刷方法等長い歴史の中でもオフセット 印刷を超える方法は出てきていません。
CMYKの4つの原色にて写真画像から 細かなグラデーションまで繊細に表現する事ができます。

以前はフィルム作成 後にアルミ板に光照射によって焼き付けていましたので、微細な網点が飛ぶ場合が ありましたが、現在ではCTPにてデータから直接アルミ板に直接反映させる方法で 印刷されますので非常に繊細な表現も可能です。
他、ベタ面積の多い印刷等にはシルク印刷が活用される場合もございます。

この作成方法はあくまで屋内用で使用する場合のマグネットシートになります 屋外用(車等に貼り付ける場合)の場合、マグネットの部分は変わりませんが 印刷のインキ、そして表面に貼り付けるOPPシートが変わります。

共に対光性の 優れた材料を使う必要があります。

それでも使用状況により使用できる期間が ある程度限られてきます。
マグネット056 マグネット057 マグネット058 マグネット059
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