マグネットシートとは?

マグネットシートの主な素材としてフェライト(酸化鉄)が活用されています。
その材料のフェライトに塩素化ポリエチレンを混ぜ合わせてシート状に加工しています。
フェライトだけではシート状にならない為です。
その為に接着剤の役目が必要です。

そして完成しましたシートに磁力を入れる事でシート自体が着磁化してマグネットシートになります。

フェライトの性質には等方性と異方性の2種類の粒子があり、どの方向からも等しく磁化させる等方性粒子からは等方性マグネットシート、そして一方向にのみ磁化される異方性粒子からは、異方性マグネットシートができ上がります。
作成出来るサイズも最低20mmから最大500㎜程度まで作成できます。

一般的なマグネットシートから、キャラクター等を抜き取れるマグネットシート、そしてホワイトボード仕様のマグネットシート等幅広い用途に適した商材になります。
マグネットシートの使い道
等方性マグネットシートは水道会社等の広告用に幅広く活用されています。
他に初心者マークやオフィスや学校で使われるホワイトボードにも使われています。
異方性マグネットシートは等方性マグネットよりも強い磁力を持つ性質がありますので工業用部品や重量の重い物を保持移動させる用途に多く使われています。

 
着磁の種類
片面多極着磁 マグネットシートの片面のみに着磁してあり、N極とS極が交互に並び、この面しか吸着しないマグネットシートになります。

一般的なマグネットシートはこのタイプになります。
厚みは約0.3mmから約1㎜まであり工業用のマグネットシートは約3mmまで材料として活用できます。

  両面多極着磁
マグネットシートの両面に着磁してあり、N極とS極がこちらも交互に並び、片面多極着磁が両面同様に着磁してあるタイプになります。

使用用途としては、名刺で両面吸着させてい場合や最近では災害用の防災マグネットシートとしてマンション玄関扉に貼るマグネットシートに使われています。

(片面に救助不要 片面に救助必要等)
マグネットシートの強さ
マグネットシートの強さを表すのに「吸着力」 と 「表面磁束密度(ガウスという表現がよく使われる)」があります。
「吸着力」とは吸着板とマグネットシートとを隙間無く吸着させた時、マグネットシートを引き離すのに必要な力の事を現します。
ロードセルと言う機械で計測します。

「表面磁束密度」とは1cm2当たりの磁束の数(磁力線の本数)のことです。
例えば、100ガウスは1cm2に 100本の磁束がある という意味です。

ガウスメーターという機械で測定します。
マグネットシートの強さは厚みと面積によって大きく異なります。
約0.1mm単位にて厚みが準備出来ますので強度を求める場合、マグネットシートを厚くします。
マグネットシートを使うことの利点
マグネットシートの利点としてはなんと言っても廃棄率が低いことが一番に挙げられます。
他の広告媒体とは比較になりません。
そしてコスト面でも非常に安価な広告媒体ですので、費用対効果としては非常に優れた広告媒体です。

以前は水道会社等でのみ使われていましたが、最近ではリサイクルショップ、歯医者さん、観光地、キャラクター、名刺用など様々な業種や使用用途で活用されています。
最近ではミシン目の付いたマグネットシートも開発され、クーポン的な用途で活用されています。

最近では災害時に活躍する防災マグネットシートが注目されています。
特に集合住宅(マンション等)では管理会社が準備される場合も増えてきています。
マグネット061 マグネット062 マグネット063 マグネット060
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