うちわは夏だけのものと思いきや、意外と年中家にあるものです。
そこで他のうちわより頭一つ抜きんでるために効果的なのがカラフルな骨色。今回はそんなうちわの骨の色についてご紹介します。

暦の上では3月まであとわずかですが、各地で積雪の被害が取り沙汰されているようにまだまだ厳しい冬真っただ中です。それなのに、なんとなく目と鼻は花粉の飛散を感じ始めています。

さて、弊社では今年もうちわの受注が始まりました。

まだうちわを手に取る元気はないかもしれませんが、例年ぽかぽかとしてくる5月にはすでにうちわが恋しくなってきます。製作の期間を考えてみると、そろそろデザインなんかを決め始めてもいい時期でしょう。

さて、今回は選択肢の多さから迷いがちなうちわの骨の色についてお話していきます。

うちわの骨とはその名の通り、紙の内側にある骨組みのことを指します。
一般的なポリうちわの骨としてはやはり白が多くを占めるでしょう。時折見かける、竹でできた純和風の骨も風流でいいですよね。

しかし、このポリうちわの骨のカラーバリエーションはとても豊かで、弊社でもカラフルなものを多くご用意しているのをご存知でしょうか。

弊社では通常のホワイトの他にブラック、ブルー、ライトブルー、クリアブルー、グリーン、ライトグリーン、イエロー、レッド、ピンク、ライトピンク、クリアピンク、クリアーの色が揃えられています。

また、クリアー地のものにラメが入ったかわいらしいラメブラック、ラメブルー、ラメピンクといった珍しい骨の色も取り扱っています。

さて、それではいくつかの色の与える印象とともに、完成品の印象を挙げていきたいと思います。

まず、夏らしい印象のブルー。
青は爽やかさやクリーンな印象を与えます。青空に白雲といったように白との相性も良く、鎮静効果を持つことから夏の暑い日の配布でも視界から心地よさを取り入れることができるでしょう。

次にイエロー。
イエローは知的好奇心をくすぐる、希望に満ちた若々しさを持つ色です。
ちなみに弊社のうちわ骨の黄色はギラギラしたものというよりは、柔らかい印象を与えるものになっています。

そしてグリーン。
グリーンは草木などの自然的な印象から精神的な安心感をもたらす色です。また、暖色でも寒色でもない色のため、暑さも寒さも印象付けない中立的な心地よさがあります。

最後はブラック。
白と同じく無彩であり、不変の色という印象から高級感や威厳を感じさせます。
ブラックの骨はホワイトともカラフルなものとも異なり、非日常感を持ちながらも手に取りやすいため、老若男女から親しまれる仕上がりになります。夏祭りで配布されるうちわとしても愛される色ですね。

毎年思うのですが、春の陽気を感じているうちにあっという間に夏になっています。

花粉や梅雨にパフォーマンスを落とされる前に、夏を見据えて季節を先取りしていきましょう!