好きなアーティストの看板が出ていたらどうしますか?写真に撮って……それからSNSに投稿する方も多いのではないでしょうか。
ユーザー同士での宣伝が一般的になりつつある中で、未だ宣伝方法として根強い人気のフライヤーについてお話していきます。

フライヤーを手に取ったり、受け取ったことがある方は多いかと思います。フライヤーと言っても、今回はコンビニや飲食店で揚げ物をするための調理器具ではありません。

いわゆるチラシやビラと呼ばれるものです。

新聞広告やポスティングで入っているようなものから街頭で配られているもの、店頭に置いてあるものまで様々な場所でフライヤーを手にする機会があります。

大きな会場でのイベントやコンサートなどに行くと、駅までの帰り道にフライヤーを配っていたりしますね。

さて、先日好きなアーティストの公演へ行きました。

その際に駅構内の大型看板を写真に撮ったり、アーティストの宣伝を行っているアドトラックを動画に撮ったのですが、記録や友人への報告を兼ねてそれらをSNSへ投稿しました。

看板やアドトラックという宣伝方法は以前からあります。そこに加えてSNSに投稿するというエンドユーザー同士の宣伝が自然と生まれるのはなんだか不思議な感覚ですね。

インスタ映えなどが流行語になるこのご時世、SNSユーザーひとりでもその影響力は意外と馬鹿にはできません。身をもって新たな販促の方法を体験してきました。

そして、この日は大きな会場での公演だったので会場内での配布や終演後に様々なフライヤーをいただくことができました。

さてこのフライヤーですが、何枚も一度に手にすると手触りや発色が紙によって異なっていることに気付いたりします。紙が薄いものや厚いもの、つやつやしたもの、つやのないものと様々ですが、やはり多いのは光沢のあるコート紙でしょうか。

発色が良く、低コストのため大量印刷に向いているコート紙のフライヤーはよく目にします。
ポスターやデリバリーサービスのチラシなどにもよく使われていますね。

さて、発色も良く光沢のあるものが多いからこそ目を引かれるのがマットコート紙です。「マット」というだけあってつや消しの加工がされたものになります。

光沢が抑えられている分、発色は弱くなっているものの、落ち着いた色合いが重厚な雰囲気を醸し出しています。
コート紙と同じ厚さでもマットコート紙の方が手にした時にしっかりしているように感じられ、高級感を出したいときに向いています。

最近ではホームページのトップにWEBフライヤーを配置することも多く、宣伝の形態が時代の流れとともに変わっているのを感じます。

インターネットでは投稿一つで大きな宣伝の力になり得ますが、その発端としては生活の中での経験や物の写真が多くを占めています。
時代はデジタルだとは言いますが、モノとして存在していることの影響力はやはり変わらず大きいものですね。