本日1月11日は塩の日と呼ばれています。「塩ビジネス」が現在拡大中

 

これは、戦国時代に遠江の今川と相模の北条の両氏から武田信玄が経済封鎖をされ塩不足で困窮していたとき、長年敵対関係にあった上杉謙信が武田信玄に塩を送って助けたという話があり、上杉謙信から武田信玄の下に塩が届いた日ということが由来となっています。
本日はそんな塩について紹介をします。 塩は大きく3種類に分類されています。

海水塩(日本で特に使われミネラルを最も多く含む。魚介類や雑炊との相性が良い)、
岩塩(塩辛さが強く、肉料理、寿司、天ぷらなどと相性が良い。世界の3分の2は岩塩が使われている)、
湖塩 (ミネラルが多く、味がまろやかでマリネなど煮込み料理と 相性が良い)

の3種類があり、料理に合った塩を使うことで 一層美味しく仕上げることができます。 日本人は平均10.2gの塩分を摂取していますが、6g未満にすることが理想とされています。塩分摂取が多い理由は大きく2つあり、一つは伝統的に塩分が多い食事を好む嗜好性があり、日本食に使わ才る醤油や味噌には塩分が多く含まれています。1日に摂取する塩分の20%を醤油、10%を味噌汁から取っていると言われています。もう一つは加工食品の摂取が増えたことです。加工食品には保存と味付けのために多くの塩分が使われています。さらに、調理過程で塩分排泄作用があるカリウムが失われているため体内に塩分が蓄積しやすくなります。塩分摂取が過剰となると、高血圧となり、心血管疾患や脳血管疾患などが起こりやすくなります。塩分摂取を抑える方法として効果的なものは、味噌汁などは具沢山にし、汁気を減らすこと。また、麺類のつゆを全部残すと2~3gの減塩ができるといわれています。
特に塩分が多い食品を挙げると握り寿司(5.0g)、きつねうど ん(5.3g)、梅干1つ(2.0g)、味噌汁一杯(1.5g)などがあります。
昨年にはカンブリア宮殿で塩の専門店が紹介されていましたが、「塩は食べものの将」とも言われ、料理の決めてとし て重要な調味料です。かつては国の専売制が行われていましたが、最近では塩事業法という法律ができているように、 塩に対する見方が少しずつ変化していると気付いたからこそ、当時は考えられなかった「塩ビジネスが拡大していま す。
これまで常識と考えてきたことも、改めて考え直してみるとビジネスチャンスが眠っているのではないでしょうか。