種類の増えてビール、酒税が複雑で非常にわかり難い状況でしたが
ついに一本化されるようです

昨年10月にビールに関わる酒税を一本化するという案 が出ました。計画としては2020年度から3段階で見直し、 2026年10月に一本化する方向で調整に入ったようです。 を巡ったビールメーカーと政府のいたち ごっこの過程では発泡酒や第三のビールという商品が数 多く生まれました。いし日本では沢山の商品があると言う のに飲まれているピールの99%がピルスナー”という一種 類のビールという不思識な状況になっています。
そもそもビールは大きく分けると2系統に分けられ、1つは発酵温度が0度~15度と低い「ラガー系」、もう1つは発酵温度が20~25度と高い「エール系」になります。ピルスナーは 「ラガー系」をさらに細かく分類したの内の一つで1842年に チェコのピルゼンという町で誕生しました。当時、世界の ビールの主流は常温でも作れる「エール系」でした。少し 濁っており香り豊かで味わい深いのか す。そんな中、 透き通った黄金色、独特の苦味と少ない雑味ですっきりと した味わいのピルスナーは世界に衝撃を与えました。低温 で作るため雑菌が繁殖しづらく、冷蔵技術の発達で季節に関係なく作れるようになり、工業品として適したピルス ナーは瞬く間に世界に広がっていきました。日本では、技 術を輸入した当時、ピルスナーの製法が導入されたため、 その結果ビール=ピルスナーという図式が出来ました。
そんな日本で2014年5月、サッポロビールが「ホワ イ ルグ」という「エール系」のビールを販売しました。若 者のビール離れと言われるこの時代に20代30代にもヒット している商品です。苦味が少なくフルーティーで爽やかな 香りが特徴で、ベルギー伝統のホワイトエールを参考に作 られており、ピルスナーのように喉越しやキレではなく、冷や しすぎずに香りや味わいを楽しむビールです。
今まで「エール系」のビールといえば海外ビールかクラフト ビールがほとんどで、また大手メーカーも作ったことはありま すがヒットとまでは行きませんでした。しかし時代による好み の変化、海外ビールでは出来ない低価格、クラフトビールよ りも優れた供給力,宣伝力、これらが「ホワイールグ」をヒット させたのではないでしょうカ。ホワイトベルグを入り口に様々 なビールに興味を持つ人が増えれば、需要に合わせて多 様化が進み、第三のビールは、酒税や原料の分類を表す のではなく、新しい味わいを意味する、「第三のビール」とい う言葉に変わっていくのかもしれません。 今日は暑いからピルスナー、今日はゆっくり飲むからホワ イトエール、そうやってビールを選ぶ日が待ち遠しいです。