ノベルティ印刷の特徴【熱転写印刷】

さまざまな企業で使われているノベルティー印刷(熱転写印刷)は、細部までデザインを再現できる技法です。

この技法は綿やポリエステルなど多くの生地に活用できるため、長年愛されている印刷方法として使用され、活躍しています。

その仕上がりは色彩豊か、コストも抑えることができるなどさまざまな特徴があり、気が付けば生活の中で熱転写印刷よって出来上がった物品に囲まれています。

お気に入りのオリジナルTシャツを作成したり、企業グッズを作るために使われる印刷技法として、ノベルティー印刷(熱転写印刷)があります。

世界で幅広く使われて熱転写印刷にはどのような特徴があるのか、ここで詳細をご紹介いたします。

熱転写印刷の特徴1. フルカラーで色彩豊かに印刷可能

熱転写印刷の特徴として、熱と圧力によって生地にデザインを定着させて、細かな部分まで色鮮やかに表現できるという点が挙げられます。

特殊な純白の印刷用のシートにデザインをプリントしてから、業務用の溶剤プリンターで印刷するため、キャラクターなどの細部までこだわったデザインを表現することに適しています。

印刷する生地の色の影響を受けないため、色彩豊かな仕上がりが可能です。

生地よって転写の温度が異なる 熱転写はジャージやサッカーのユニフォームなどポリエスタル生地やスウェットやシャツなどの綿、靴やカバン、さまざまなものに活用できます。

ですが、生地によって転写の温度が異なるなど、条件があるので十分に確認する必要があります。

また、そのほかにもマグネットシートや卓上カレンダーなどさまざまな企業グッズを作る際にも、熱転写印刷で利用している方々も増えています。

デザインのカットラインをしっかりと決める必要があり 熱転写印刷はシートに印刷してからの定着する方法なので、カットラインというものが残ります。

そのためデザインを印刷する際に、カットラインをどうするのかをしっかりと決定しておくことで、思い通りの熱転写印刷が可能です。

カットラインといってもタイプはさまざまで、デザインにフチがついているフチ付きタイプや単純な形のデザインにお勧めの直抜きタイプ、「丸」「四角」や「ひし形」など単純な形にカットラインを作る方法などがあります。

自身の好みに合ったデザインを選択しましょう。

特にアニメなどイラスト部分の熱転写印刷を希望する際は、直抜きタイプがおすすめです。

熱転写印刷の特徴2.耐久性があり洗濯にも強い

転写する生地によりますが、熱転写印刷は総じて耐久性があり、洗濯しても簡単にはがれないことが熱転写印刷の特徴でもあります。

なかにはギラギラとメタリック使用のプリントや暗闇でも光るような蛍光色の印刷も可能なので熱転写印刷は世界で幅広く活用されています。

また、簡易的に色鮮やかな転写が可能なことから多くの印刷会社で使われている技法で家庭用のアイロンシートも熱転写のひとつです。

印刷ミスを減らして作業コストを削減できる熱転写印刷 熱転写印刷は特殊なシートに熱と圧力によってデザインを定着できるため、印刷ミスを減らせるという点も魅力のひとつです。

印刷ミスを減らすということはコストパフォーマンスもよいということ、トータル的にコストを下げられるということです。

また省エネルギーのため、企業向けのグッズを作る際も思ったよりも価格が安価で済むという利点もあります。

そのため多くの印刷会社に長年愛されている技法というのも熱転写印刷の特徴といえるでしょう。

版が必要ないため、小ロットでのフルカラー印刷に向いています。

さまざまなデザインを表現できる「熱転写印刷」は魅力的

パソコンでDVDのラベルを印刷したり、年賀状を印刷したりと昔よりもより身近となった「印刷」という方法は、さまざまなものに活用されています。

その中でもデザインを鮮やかに表現できる、ローコストで省エネルギーなど多くの魅力的な特徴がある「熱転写印刷」の技術はさまざまな企業で取り入れられています。

また、熱転写印刷を活用することで、うちわやカレンダーなど企業のグッズを作成したり、独自のイラストを用いてお気に入りのTシャツを作ったり、団体で同じものを印刷し、グループの統一性を高め合ったりと幅広く対応できるのも魅力です。

この技術の特性を知ることでより、表現の場が広がることでしょう