ノベルティ印刷の特徴【パット印刷】

ノベルティは、さまざまなアイテムに企業名を印字することで、高い広告効果を得る方法です。 商品に景品としてプラスすることで広告効果を高める方法としても使われます。 ノベルティとは、もともと、企業が名前やロゴを入れて無料配布する商品を指していました。 筆記具をはじめとするふせんやカレンダーなどのステーショナリー、うちわなどの雑貨にも会社のロゴや名前、好きな文字を入れることができ、オリジナル製品を作れます。

ノベルティでパット印刷はコスパがいい方法

ノベルティを作る方法は全て同じように思われがちですが、印刷技術によって価格が変動します。 割安でコストパフォーマンスがいい方法として挙げられるのが、パット印刷です。 このほか、シルクスクリーンや箔押し、フルカラー、レーザーの彫刻など多くの方法があります。 パットは別名パッドとも呼ばれ、特徴はインクをシリコンに転写して行うことです。 対象物にシリコンの版をスタンプのように押して印刷や印字をしていきます。 1色、2色の色入れに適していて、名入れしたいものに機械を使って押し当てていくので、比較的簡単に印字などができます。 ノベルティによっては表面がつるつるして印刷しにくいため、インクの成分を工夫して印字しやすくしたり、2日程度乾燥する時間を設けたりして、ロゴや絵を定着させます。 最後にムラや傷がないか確認したら梱包します。 小さいものでも細かく表示ができるため、宣伝広告として多方面に活用できるでしょう。

パット印刷でノベルティを注文する時は注文ロットにも注意

パット印刷は1色か2色の原稿を用意します。 2色よりも1色の方が安価です。 版は原稿を持ち込む方法のほかに、インターネットオーダーができる場合はメールに添付して作成します。 また、ノベルティは数が多ければ多いほど低価格になります。 料金は、版代と呼ばれるシリコンの原案代と送料が固定料金です。 例えば、商品数200で注文したい時には、パット印刷の版代と送料に加えて、200個分の商品代金を加算して考える必要があります。 版代と送料が固定のため、ノベルティを作る時にはできるだけ多い個数でオーダーするといいでしょう。 その方が1個当たりのコストパフォーマンスを計算すると、かなりお得になります。 よく比較されるのはシルクスクリーンを使った印刷法です。 パット印刷とシルクスクリーン印刷は、ノベルティ制作の時に比較されることが多い方法です。 シルクスクリーンの特徴は多色使いもできるため、色をたくさん使いたいのならパットよりもシルクスクリーンがおすすめです。 ただし、多色使いだと何回もインクを塗りなおす手間もかかるため、高額になりがちです。 小さい面積のものでたくさん作りたいのならパットを利用した方が良く、服飾雑貨のような平面で広い面積にはシルクスクリーンがふさわしくなります。 シルクスクリーンとパット、2つの方法で迷っているのなら、相見積りを取ってみて合計でいくらくらいかかるのかを調べ、安い方でオーダーするのが良い方法です。 たいていの企業では、どちらの方法も取り入れていることが多く、安くなるのはどちらかを見当してもらいやすいです。

個人利用も増えてきているノベルティグッズは種類も豊富

名入れをするメリットは、グッズに企業名やロゴマークをパット印刷などで入れることにより、会社名などが目に入りやすくなりPR効果があることです。 ノベルティとして配布することでPRができるほか、自分が勤めている会社だと愛社精神を育むこともできます。 販売促進のためにノベルティを作る企業や、創立記念日に社員に配布したりすることもありますが、最近では経費節減のために作らない企業も多くなってきました。 その代わり、こだわり派の人が個人利用をするケースも多くなってきていて、ゴルフやテニスなどのイベントに特徴のあるプレゼントとしてオーダーをするなど、個人的な利用も増えてきています。 個人利用をする時に注意したいのはロット数と呼ばれるもので、大量に必要ではないからこそ、いくつから受注してもらえるかを考える必要があります。 ノベルティによっては少数発注ができず、最低でも100個からなど制限がある企業も存在します。 インターネットを検索していると少数ロットから依頼できる場合もあるため、まずは調べてみることから始めましょう。 ノベルティは定番のアイテムもいろいろとありますが、花粉症の人は欠かすことができないマスクなどにも名入れをすることが可能です。 普段から何気なく利用するアイテムに名前を入れることにより、宣伝広告の効果はさらに高められます。 ターゲットに合わせていろいろな商品を選べますが、使用頻度の高いものを選ぶと、それだけ目に触れる機会が増えることがポイントです。 いかに社名などを露出させるのかも検討すれば、有効性を高められます。 個人的な使用として、日常的によく利用するアイテムを選んで、毎日の生活にオンリーワンのグッズを取り入れてみるのも良いでしょう。