マグネットシート印刷の個人印刷と業者委託、その違いとは?

マグネットシートを作るには、その印刷過程や磁力のあるシートを材料に使うことから製作業者への依頼が必須であるようなイメージを持たれることが多くありました。 しかし、プリンターの性能向上によって近年は自宅でもマグネットシートを製作できるようになり、好きなデザインやアイテムを使ってハンドメイドのマグネットシートを製作する人が増えてきています。

印刷用マグネットシートはインターネットやテレビ番組で徐々にその知名度を上げています。 材料さえ揃えば自分の手で自由にマグネットシートを製作できるというのはとても魅力的です。

マグネットシートを製作したいとき、少数枚で簡易的なものならば費用も時間もかけずに自宅で製作することが可能です。 今回はマグネットシートの個人印刷・業者委託のおおまかな概要、そして2点がどのようなケースに向いているかの比較を行っていきます。

☆個人印刷

製作のために必要なものは主に下記の3点となります。 ・デザインをプリントするためのPC ・プリンター ・印刷用シート

また、切り抜き加工のようにカッティングを施す際はカッターナイフやハサミを用意しておくと便利です。 プリンターは印刷用シートに対応したものでないと不鮮明な印刷や故障の原因となるので、必ず取扱説明書を読んでから対応のものを使用しましょう。印刷用マグネットシートは家電量販店や雑貨店、100円均一などで購入が可能です。

家庭用プリンターでの印刷が目的のため、シートの全体的な厚みは業者委託に比べてかなり薄めになっています。厚みが薄いので自分の手で自由なカッティングを行いたい場合に向いていると言えるでしょう。

☆業者委託

主に必要なものは印刷用デザインデータのみです。 入稿ののち、データに修正点等がなかった場合は発送を待つだけになります。

表面の加工や切り抜き加工といったオプションを任意でつけられ、用途に合わせた製作が可能です。ビニール袋への個別封入なども依頼できることから、業者委託は全体を通して手間のかからない作成方法といえます。

そして、個人印刷との違いのひとつにできあがりまでの時間の差があります。 プリンターがあればすぐに手元に準備できる個人印刷とは異なり、業者委託では発送までに10日以上の時間がかかることも少なくありません。

しかし、枚数の不足や印刷時の不具合が出た際にアフターサービスを受けられるのも業者委託ならではといえます。

個人印刷と業者委託、メリット&デメリットまとめ
□個人印刷メリット・デメリット

☆個人印刷のメリット

・材料とプリンターがあればすぐに製作できる
→すぐに手元に必要なときにも対応可
・少数の作成なら安価
 →ただし、大量生産の場合は業者委託の方が安価

★個人印刷のデメリット

・厚みは0.3mm前後が多い

 →はがれにくさに欠ける
・印刷後PP加工を行わない
 →使用の際に印刷面の滲みやかすれが出る可能性も

ふと思い立ったときに製作でき、自由なカッティングもできる個人印刷は感覚的にマグネットシートを製作したいときにうってつけです。

印刷用マグネットシートを使用すると自宅でも手軽で自由な製作が可能になりますが、シートに対応していないプリンターでの印刷は故障の原因になるため推奨されていません。所有しているプリンターや内蔵インクによっては製作自体ができないということもあるので、シートを購入する前にプリンターの機種や内臓インクの種類を確認しておくと安心です。

業者委託メリット・デメリット

☆業者委託のメリット

・安価な大量作成が可能
 →作成枚数は増えるごとに単価DOWN!
・全て安定した形での型抜きが可能
・表面加工の種類が豊富
 →PP・マット・ホログラム・ラメなど多岐に渡る加工が可能

★業者委託のデメリット

・製作日数が2週間~1ヶ月超と時間がかかる
・最低製作枚数が決まっている業者が多い

必要な日程や希望納期がある場合は製作会社への問い合わせがおすすめです。繁忙期でない場合や製作スケジュールに空きがある場合は早めに繰り上げた出荷が可能となるケースもあります。

■家庭用プリンターと業者委託、どっちがオススメ?

今回は家庭用プリンターでの個人印刷と業者委託での印刷について見てきました。おおまかな特徴の次は、どのようなケースにどちらの印刷方法が向いているかをまとめていきます。

☆こんなときは個人印刷がおすすめ!
・少ない枚数だけ欲しいとき
・独自の加工を施したいとき
・自由なカッティングで製作したいとき
(業者委託では難しい鋭利な切り抜きやデザイン内に穴あきがあるものなど)
・すぐに手元に必要なとき など

☆こんなときは業者委託がおすすめ!
・製作枚数が多いとき(配布用など)
・クオリティの高さが求められるとき
・手間をかけたくないとき
・ビニール袋への個別封入や表面加工を施したいとき など

以上が個人印刷と業者委託での印刷の違いとなります。製作する目的や使用方法によってどのような印刷方法が適しているかは異なるので、目的に合った印刷方法を模索してみましょう。

業者委託での印刷の場合にどの程度の費用がかかるか、どのようなクオリティのものが完成するのかといった不安は事前に見積やサンプルの請求で確認しておくのがおすすめです。

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