長持ちの秘訣!ラミネート加工とは?

ラミネート加工とは 多くの場合、複数の材料を貼り合わせて積層させる加工を指す物であり、マグネットシートであればの表面に、透明な極薄シートを貼るイメージです。

主に、水滴や傷、紫外線からのダメージを軽減し、状態を保持する目的として使われるものです。
コンビニに行けば、プラスチックフィルムで挟んで加工し、お客様の目を惹く為のアテンションポップなどが多数設置されているのを見かけます。

ラミネート加工自体、大変身近なものであり、家庭用ラミネーターを使用して簡単に綺麗なパウチ加工を行えることから、私用に使われる機会も多いものです。
ここでは、そんなラミネート加工ついてメリットや特徴を踏まえて解説します。
ラミネート加工のメリット
ラミネート加工によるメリットとしては先述で少しご紹介したものが挙げられます。
・水滴からの保護 ・傷からの保護 ・紫外線からの保護 マグネットシートのラミネート加工でよく使用されるフィルムシートは、極薄の塩ビシートです。
耐水性の高い塩ビシートは極薄ながらも、雨水を弾き、印刷面を傷から保護します。

大きな傷でなければ、印刷面には届かずにデザインに影響を与えません。

更に、UVカットラミネートを選択することで、紫外線による変色も軽減することができます。
水、傷、紫外線について、完全に保護できるとは言えませんが、対候年数として長いものでは5年以上もの期間、変色や変形に耐えることも可能です。
耐久性の高いものであれば、長期間使用してもらえる事で、ノベルティとしての費用対効果も高くなります。
ラミネート加工の種類(フィルムの圧着)
ラミネートフィルムの圧着の仕方という観点から、種類別にご紹介します。
圧着方法は大きく分けてコールドラミネートとホットラミネートの2種類に分けられます。
コールドラミネートは片面加工のみ、ホットラミネートは両面加工と、用途別にフィルム圧着を使い分ける必要があります。


コールドラミネート
糊のついたラミネートフィルムに圧力を加え、押し付ける事で印刷面に定着させる方法です。
ローラーによる自重をかけた加工で、屋外や人通りの多いところに設置したい大型のマグネットシートやポスター、雨の日や紫外線に晒される可能性の高い車に貼るマグネットシート広告などに適しています。
熱を発しない事で、安全性も高く電気代も安上がりですが、家庭用ではあまり見かけないタイプです。
加工する素材が熱に弱い塩ビや、合成紙などであればコールドラミネート加工を選択することが望ましいです。


ホットラミネート
熱で溶ける糊を使ったフィルムで加工し、100度以上の熱をかけることで圧着させるものです。
媒体を両面から挟みこむようにして熱を加えて加工します。
家庭用のラミネーターで場所をとらず簡単に作成できるため、耐水性のあるポスターを作りたい時などに便利です。

大きさよりも、小さく数の多いものを素早く作成する事が強みです。
また、両面加工なので多少厚みがあり、強度もあるので傷や着水の予想されるような店舗で、メニュー表を作りたいときに便利です。
マグネットシートでは両面加工のホットラミネートはあまり使用されません。
ラミネート加工の種類(フィルムの種類)
光沢ラミネート加工 グロス加工と呼ばれるもので、一般的には光沢やツヤと表現します。
よく見かける飲食店のメニュー表はこちらの光沢ラミネート加工を施したものが多くなります。

光を反射しやすいもので、表面がつるつるしていて、見え方も鮮やかに仕上がりますので、明るくポップな雰囲気を出したいときなどに選択します。


マットラミネート加工 光の反射を防ぐツヤ消し加工を施したラミネートフィルムを使用することで、先述の光沢ラミネート加工よりも落ち着いた仕上がりとなります。

また、高級感を出す目的で使用されることも多く、ターゲットを想定した上で落ち着いた雰囲気や高級感で目を惹きたい場合に選択します。
対象へのライトアップが激しい場合等には光沢ラミネートでは光が反射してしまって、非常に見づらい状況になることが考えられますので、間違いなくこちらを選択する事になります。
まとめ
ラミネート加工の意味やメリットを把握した上で、適したラミネート加工の方法と、ターゲットを想定した仕上がり具合など、マグネットシート一つとっても多くの選択肢があります。
綺麗なものを変形、変色させずに長い間使える事は、製作した側も、商品を受け取った側も嬉しいものです。
しっかりとした製作プランを立てて、完成したノベルティは受け取った方の印象も良いものになります。

なんとなくの構想から完成まで、幅広いフェーズを楽しみながら製作に取り掛かることも重要ですが、作ってから後悔しない為にも、事前知識を以ってして製作に臨む事が重要です。
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