マグネットシートは自作と業者、どちらで作るべき?

マグネットシート三大製作方法を三ツ星評価で解説! ノベルティとして大人気のマグネットシート。
広告や宣伝のためポスティングされているものをよく見かけます。

また、最近はタレントやミュージシャンのオフィシャルグッズに使用されるなど、宣伝ツール以外にも幅広く使われています。
マグネットシートは冷蔵庫などに貼っておくことができて場所をとらないため、かさばるタイプの広告に比べると保管されやすいツールです。

しかし、ノベルティとしてもらうだけではなく自分でも好きなデザインや形でマグネットシートを作ってみたいと感じたことはありませんか? マグネットシートは自作することも可能です。

プリンターやレジン専用UVライトなどを使用すれば、クオリティの高いハンドメイド雑貨としてマグネットシートを製作することもできます。

そこで、マグネットシートを製作する際の主な手法を3つご紹介します。
この項では「完成度」「手軽さ」「完成までかかる時間の早さ」の3点を三ツ星で評価していきます。
◇そのままぺたり!マグネットにステッカーを接着
完成度★☆☆ 手軽度★★★ 完成までの早さ★★★
用意するもの:無地のマグネットシート、ステッカー、接着剤、ハサミ(またはカッターナイフ)、空気を抜くためのカード(ポイントカートなど硬すぎないものがベスト)
材料は全て百円均一やホームセンターで安価に揃えられるため、すぐに作ってみたいという方におすすめの方法です。

無地のマグネットシートに接着剤を薄く塗り、空気が入らないよう慎重にステッカーを貼っていきます。
気泡が入ってしまった場合はカードで外側へ軽くこすりましょう。
十分に接着剤が乾いたら、好きな形にカッティングして完成です。

ご家庭で使用する場合はこの作り方で十分と言えるでしょう。
表面をレジン液やラメ、パーツなどで装飾すればおしゃれなハンドメイド雑貨を手軽に作ることができます。

メリット:簡単に材料を揃えられる、すぐに作ることができる など デメリット:マグネットとステッカーの接着部分に空気が入りやすい、カッティング時に接着部分にズレ・ヨレが出る場合がある、マグネットの厚みによりカッティングが困難 など
◇ご家庭のプリンターで簡単印刷!マグネットタイプステッカー
完成度★★☆ 手軽度★★☆ 完成までの早さ★★★
用意するもの:インクジェットプリンター、マグネットタイプステッカー専用の用紙、ハサミ(またはカッターナイフ)
手軽に、そしてプロのような雰囲気のものを作りたいという方におすすめです。

Excelなどで印刷したいデータを作成し、専用の用紙に印刷します。
用紙にもよりますが、ご家庭のインクジェットプリンターで印刷が可能です。
故障の原因になるので必ず用紙の説明書とプリンターの説明書をよく読んで、印刷が可能か確認をしましょう。
印刷後はインクをよく乾かして、好きな形にカッティングをすればできあがりです。

そのまま印刷して使えるのでステッカーを接着したマグネットシートよりも一体感のあるクオリティに仕上がります。
ただし、家庭用プリンターでも印刷ができるように用紙が薄くされているので、軽い接触で貼った場所からはがれ落ちてしまうこともあります。

メリット:好きなデザインの印刷ができる、カッティングが比較的容易 など デメリット:用紙の取扱店が少ない、プリンターの機種によっては印刷不可、はがれやすい など
◇餅は餅屋!専門業者へ発注依頼
完成度★★★ 手軽度★★★ 完成までの早さ★★☆
用意するもの:作りたいマグネットシートのデータ ノベルティや販売を目的に製作する際は業者への依頼が主になります。
データさえ作ってしまえばできあがりまで製作作業の手間もかかりません。

小ロットでは印刷できないなどの縛りがある業者もあるものの、そのクオリティは自作よりも格段に高くなります。

メリット:印刷が明瞭、全て同じ大きさ、完成度が高い、ビニール袋の個別包装ができる、ホワイトボード仕様やマット加工などのオプションをつけた製作が可能 など
デメリット:会社によっては最低作成数が決まっている、1枚単位で作成数を決められない場合がある、自作するよりも完成まで時間がかかる など
自作すると直線だけではなく曲線は特にカッティングのミスが起こりやすく、カットした切り口にもハンドメイド感が残ります。
また、余白を残したカッティングは慣れていても難しく、専門業者の型抜きマグネットシートより形が不揃いになるケースがほとんどです。


ノベルティとしての使用を考えている場合や、自作よりも高いクオリティを求める場合は専門業者に頼むのがおすすめです。
マグネットシート製作の工程
工場でマグネットシートを作る際は大きな磁石のシートを使用します。
紙にデザインデータを印刷し、熱で紙とマグネットを圧着します。
このときに行われるPP加工のおかげでマグネットシートはツヤのある綺麗な仕上がりとなります。

そして定型サイズとして注文を受けているものは、すでに用意されている型を使って決められた形に抜いていきます。
好きな形で型抜きを行うトムソン加工では、型を新たに作成するため少し単価が上がる場合があります。

しかし、機械で断裁されたマグネットシートは手作業でのカッティングよりも格段に滑らかな断面になり、ハイクオリティな出来栄えになります。

出荷時に自宅住所のみではなく客先など任意の場所への発送、または分納手配ができるのも専門業者に依頼するメリットと言えます。
専門業者への依頼手順とは?
マグネットシートにクオリティや多くの枚数を求める場合、専門業者への注文が便利です。
専門業者は自社独自の注文サイトを構えている場合が多く、サイトから注文したのちにはメールがやりとりの主軸となっていきます。
⑴ どの業者に注文するか
どの業者に依頼するかはマグネットシート製作の第一歩です。
製作において重視するポイントを満たしている業者を探しましょう。

・製作数が少ないなら「マグネットシート 小ロット」
・安価に製作したいなら「マグネットシート 安い」
・早く作りたいなら「マグネットシート 納期 早い」
以上のように検索ワードでサイトを絞るのがおすすめです。

そして選んだ業者の中で価格や納期の比較、対応の早さなどで「ここだ」と思う業者をピックアップするのがいいでしょう。
⑵ データ入稿・校了
注文が完了したら注文内容の確認がメールで送られてくるので必ず内容を確認し、正しいようならデータを入稿します。
メール文面の中に入稿までの手順案内や入稿を行うページのURLが添付されている場合がほとんどなので、手順に沿って入稿しましょう。
入稿データの規定に合っていない場合には業者から指摘があるので、再度入稿が必要です。

正式なデータとなれば校了です。
校了後はマグネットシートの印刷に入るので、以降の変更はできなくなります。
電話番号や漢字など、データの細かなところまでミスがないかチェックしましょう。
⑶ 代金の支払い・納品
代金の支払いは校了後または納品後のタイミングが主流となっています。
決済方法は振込、クレジットカード、代金引換などがありますが、決済方法の取扱いは業者によって異なる場合があるため請求書をよく確認しましょう。
また、支払いが遅れると製品が出荷停止状態となり、指定納期から遅れることになるので注意が必要です。

納品時、マグネットシートは小ロットでも意外と重いので注意しましょう。
また、マグネットシート自体は薄くても大量ロットの場合は配送業者のみでは運べないため、人員の確保が必要になります。

FAXを置いている業者もいるため、口頭での説明が難しい場合はFAXを使用するのもいいでしょう。
不安なことは見積・注文時に聞いておくのが大切です。
マグネット048 マグネット049 マグネット050 マグネット051
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